「温故知新」        川村一彦

歴史は語る。

『戦後日本の あの日あの時』161「なべ底景気から岩戸景気へ」 ●昭和33年(1956)「なべ底景気から岩戸景気に」昭和32年(1957)から翌年にかけて起きたデフレーション現象。

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『戦後日本の あの日あの時』161「なべ底景気から岩戸景気へ」
●昭和33年(1956)「なべ底景気から岩戸景気に」昭和32年(1957)から翌年にかけて起きたデフレーション現象。「なべ底景気」「鍋底景気」とも呼ばれている。昭和29年から3年間続いた神武景気は国際収支の悪化によって急速に冷え込んだ。政府、日銀が国際収支改善の為に強力な金融引き締め策を取ったため、産業界は減益、減収、資金不足に陥り、操業短縮による在庫調整を行った。業種別には電力・陸運業など一部を除き全面的業績が低下、減配、無配になった企業が目立った。この不況について。神武景気における設備過剰による在庫急増によってもたらされた内需不振によるもので、長期間景気低迷は避けられないものとなった。日本の経済の成長基調が強いために不況は一時的なものとする「V字型論」の2説がとなえられたが、昭和33の経済白書は前者の「なべ底論」を採用し「不況は中華鍋の底をはうような形で長期化する」と言う見解を示した。この予想は外れ、国内消費は高まり政府が1958年以降、3回に渡って実施した公定歩合の引き下げによって岩戸景気に移行していった。岩戸景気は日本経済至上で1958年から1961年まで42カ月間続いた高度経済成長時代の好景気であった。※岩戸景気は、神武景気、イザナギ景気と代表となる好景気だった。神武景気を31カ月をしのぎ、神武天皇より遡って「天照大神が天の岩戸に隠れて以来の好景気」として名付けられた。

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Author:侏儒のつぶやき
趣味歴史。歴史研究会に参加。フェイスブック「史跡探訪と歴史の調べの会」管理。
著書多数。歴研出版より「平安僧兵奮戦記」自費出版「古事記が語る古代の世界」「古事記が描く説話の憧憬」『芭蕉紀行世情今昔』他多数。

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