「温故知新」        川村一彦

歴史は語る。

「河内史跡巡り」玄清寺・河内西国観音二十三番札所・額田駅


「河内史跡巡り」玄清寺・河内西国観音二十三番札所・額田駅から緩やかな坂道を下って行くと、大きなシュロの木があるお寺が見えてきます。山門を入ると、中央に本堂と庫裡、向かって左側に観音堂、右側に鐘楼が建っています。ここ玄清寺は浄土宗の大寺で、慶長二年(一五九七)額田村の高内正定氏が聖誉上人を招いて開いたといわれています。正定氏は浄翁玄清居士と称したので、浄翁山玄清寺と称するようになりました。延宝年間(一六七三?八〇)教誉上人が当寺を中興し、第十世寂誉上人の時、享保二年(一七一七)三月に檀頭の高内氏首性一家が施主となって本堂が上棟されました。この時の棟札は大工頭梁、藤原正氏の子孫である藤田貞三氏が所蔵されています。現在の本堂は昭和四十六年、第二十九世清誉上人の時に建立されたものです。平成九年、開基四百年を迎えた玄清寺は第三十世芳誉上人の晋山式に加え、木造二階建ての庫裡を新築。本尊は阿弥陀如来坐像(像高九二センチ)で、木彫漆箔、来迎印を結び、舟形光千体仏を配し天蓋を垂れています。本尊右には浄土宗の基となる教えを説いた善導大師像、浄土宗開祖法然上人像を安置し、別に高内正定氏の木像もあります。
※歴史をたどれば、時代に生きた、先人の喜怒哀楽の生きざまが見えてくる。
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Author:侏儒のつぶやき
趣味歴史。歴史研究会に参加。フェイスブック「史跡探訪と歴史の調べの会」管理。
著書多数。歴研出版より「平安僧兵奮戦記」自費出版「古事記が語る古代の世界」「古事記が描く説話の憧憬」『芭蕉紀行世情今昔』他多数。

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