史跡を巡る歴史の憧憬               川村一彦

「二十二社巡り」丹生川上神社上社・奈良は吉野川の上流、川上村にある丹生川上社神社上社がある。(この神社に行くには交通の便が悪く至難の業です。

に丹生川上社9「二十二社巡り」丹生川上神社上社・奈良は吉野川の上流、川上村にある丹生川上社神社上社がある。(この神社に行くには交通の便が悪く至難の業です。大阪から車で一日掛かりです)式内社で旧社格は官幣大社、しかも二二社(下八社)の一社で論社です。祭神は高神(たかおかみのかみ)配神大山祇神・大雷神で以前は罔象女神を主祭神にしていたが、大正十一年(1922)中社との合併に際し高神に改められた。明治時代まで高神社と言う祠がでその由緒も不詳であった。大滝ダム建設に伴う境内の発掘調査から「宮の平遺跡」が発見され、本殿の下から平安時代の後半以前に遡る自然石を敷並べた祭壇跡を出土した。その付近から縄文時代の中期から後期にかけての祭祀遺跡が発見された。『延喜式』に神名帳に連ねていた格式の高い神社が、応仁の乱・文明の乱以降衰退し、ついにその所在が分らなくなってしまった。数奇な運命を辿った丹生川上社は、吉野川上流の「上社」高見川流域の「中社」丹生川流域の「下社」に比定された。古代に存在した名神神社がダム工事で謎の神社が姿を現した感動の出現であった。

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Author:侏儒のつぶやき
趣味歴史。歴史研究会に参加。フェイスブック「史跡探訪と歴史の調べの会」管理。
著書多数。歴研出版より「平安僧兵奮戦記」自費出版「古事記が語る古代の世界」「古事記が描く説話の憧憬」『芭蕉紀行世情今昔』他多数。

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